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夢の舞台・オリンピックへ アスリートを育むマチ 幕別町

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〒089-0604 北海道中川郡幕別町錦町98番地

剣道連盟kendo league

50周年記念のページ


■沿 革
 日本における剣道の歴史は「古事記」にまで遡ります。
 古事記の「十握剣(とつかのつるぎ)の伝説」に「経津主命(フツヌシノミコト)」と「武甕槌命(タケミカヅチノミコト)」という二神がでてきます。この 二神が最初の武神とされ、武道の始まりとされています。古事記には「太刀」という言葉が多数出てきており、「太刀と弓矢」家の間では刀の技術が磨かれまし た。桓武天皇(かんむてんのう)は、平安京に遷都した際に、皇居内に武徳殿を建てて剣道を奨励しました。
 鎌倉時代から戦国時代にかけては、戦闘を行う武士階級だけではなく、神官や農民・町民なども自己防衛のために刀を扱う技術を身につけました。
 次第に「兵法」を称する多くの流派が生まれ、その主なものには新陰流、一刀流、神道流などがあります。
 江戸時代には、剣道は特権階級の独占物となり「武士道」が生まれました。この時代から「竹刀」と「防具」を使用しての稽古法が考え出され、様々な組太刀が考案されました。
 明治時代以降、「廃刀令」の影響で刀を持つことが許されなくなり、剣道は影を薄めていきます。
 明治半ば、剣道の精神的効果が見直され「大日本武徳会」が誕生しました。これによって、各流派を統合し「打突の部位」「打突の方法」等が統一されました。
 第二次世界大戦での敗戦をきっかけに剣道は禁止されました。
 昭和25年に「全日本撓(しない)競技連盟」が結成され、「しない競技」として剣道が復活しました。
 昭和27年「全日本剣道連盟」が誕生。28年には「剣道試合・審判規則」が制定され、32年には「称号段位審判規定」が制定されました。
 昭和50年「剣道の理念」が制定された。

「剣道の理念」
   剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道である

「剣道修錬の心構え」

   剣道を正しく真剣に学び
    心身を錬磨して 旺盛なる気力を養い
    剣道の特性を通じて
    礼節を尊び 信義を重んじ
    誠を尽くして 常に自己の修養に努め
    以って 国家社会を愛して
    広く人類の平和繁栄に 寄与せんとするものである


■活動の記録
 戦後、幕別町の剣道は、終戦とともに復員した人たちが中心となって、愛好会的に行われていました。
 昭和30年代後半に入って、(故)山口秀勝氏(役場勤務)が中心となり、小中学生を対象に剣道講習会が開かれ、その1回生が高橋平明氏(現副町長)たちであります。
 幕別町剣道連盟が正式に結成されたのがいつ頃かは不明でありますが、昭和40年に当時相川に在住していた松浦俊行氏(当時帯広柏葉高校教諭)を相談役に、町内の剣道愛好者を中心に結成されたと言われております。
 初代会長に大久保正司氏を選出し、全十勝剣道連盟に加盟するとともに初代幕別支部長に(故)山口秀勝氏が就任、幕別剣道連盟の基礎づくりが行われました。
 昭和44年には、第1回道民スポーツ大会が開催され、幕別剣道連盟からも多数参加し好成績を残しました。
 昭和45年には、幕別剣道連盟主催による第1回全十勝剣道大会が、幕別高校体育館を主会場に開催され、管内各町村から1,000名を超える剣士が集い、以来、第12回大会(昭和57年)まで続けられました。
 昭和59年4月、2代目会長に(故)山角芳信氏を選出。
 昭和63年4月、全十勝剣道連盟幕別支部長に(故)中橋定雄氏が就任しました。
平成8年10月には、第1回東十勝少年剣道錬成交流大会を開催し、以来、現在も継続開催されており、十勝剣道の普及振興に貢献いたしております。
平成9年2月に、3代目会長高橋秀昂氏を選出、全十勝剣道連盟幕別支部長には、原 正満氏(原工業梶jが就任いたしました。
また、同年4月には、全十勝剣道連盟会長に黒沼友一氏(幕別町剣道連盟顧問)が就任し、幕別町はもとより全十勝の剣道普及振興の牽引者として活躍されております。

 また、幕別剣道連盟結成前から少年部の育成にも力を入れ、幕別・札内・糠内に少年団の組織化に取り組みました。
 幕別剣道少年団の結成時期も定かではないが、昭和43年と言われています。
 幕別少年団後援会の資料は、昭和56年から残されていますが、当時の会長である藤嶋幸雄氏によりますと、昭和56年以前には、既に後援会は組織されてい たとのことで、昭和56年当時の資料から推察すると、既に幕別・札内・糠内に剣道少年団が組織され、町内対抗の剣道大会が開かれていたようであります。
 札内剣道少年団の20周年誌を読むと札内剣道少年団の創設は昭和46年とあり、当時の状況を考えますと幕別剣道少年団の創設が「昭和43年」について理解できるところでもあります。
 両少年団を中心に、毎年、管内の各種大会で活躍する選手が多数おり、剣道連盟が育成に取り組んできたその実績は高いものがあると確信するところであります。

 連盟結成以来、活動を支えてきた人たちには、大久保正司・(故)山口秀勝・千葉恵博・高橋秀昂・関根恭一・橋本正司・山田一徳・妹尾英美・寺岡徹男・下 直弘・原 正満・佐藤俊克・岡 定一・高橋信吾・林 和範・菅 好弘、札内では、(故)山角芳信・鳥羽誠市・(故)中橋定雄・吉田久治・岩倉 守・須崎  昇・田崎迪夫・黒沼友一・二ツ山智・松本章信・上村政義、女性では、松野陽子・中橋敏子・木村豊子・駒込綾子・平井尚美・船津さゆり・小西睦子・山崎よし み、などがおります。
 人生にとって遙かなる理想の道を追い求め、生涯をかけている指導者も、たゆまぬ精進と鍛錬が必ずや己に何かを教えてくれると信ずるのが「剣の道」であります。
いま、無心に竹刀を握っている子どもたちが、いつの日か必ず第二・第三の黄金時代を築いてくれるであろうことを信じております。


■役 員
会 長 副会長 事務局長
平9
平10
高橋秀昂 原 正満 橋本正司 菅 好弘
平11
平12
平13
平14
平15
平16
松本章信
平17
平18
平19
平20

information

幕別町体育連盟

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FAX.0155-54-3727